Special Programs
ACKは国立京都国際会館とオンラインで、京都に様々な形で関わりのあるアーティストの特別展を開催します。
Beyond Kyoto
京都ゆかりのアーティストを紹介するACKのメインプログラム「キョウトミーティング」の枠組みを越え、京都に様々な形で関わりのあるアーティストの作品を、展示ブースの外壁やフリースペース、茶室「宝松庵」などで展開する特別展。パートナー企業やギャラリーだけでなく、京都府が主催するアートフェスティバル「オルタナティブキョウト もうひとつの京都 2021」とも連携しながら、京都から広がる現代アートの今を体感いただけます。
展示会場・作家
イベントホール:金氏徹平 × 森千裕、SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD、田中功起、ヒスロム、宮島達男
宝松庵:金氏徹平、SIDE CORE、染谷聡
作家プロフィール
- 金氏徹平 × 森千裕
独自の視点による都市観察を通じて拾った断片を取り込み作品を制作する森千裕と、身のまわりの事物を素材に部分を切り抜き繋ぎ合わせることで、既存の文脈を読み替えるコラージュ的手法を用いて作品を制作する金氏徹平。メディアやイメージを自在に組み合わせながら制作する2名が協働した作品を初展示。宝松庵では、金氏がSGCと協働して取り組んだ金の作品を再公開する。
金氏徹平:1978年京都府生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。京都市立芸術大学准教授。
森千裕:1978年大阪府生まれ。2005年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。京都市立芸術大学非常勤講師。
- SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD
SIDE CORE
2012年に高須咲恵、松下徹が活動を開始。2017年から西広太志が加わり、京丹後でのプロジェクトには2018年より関わる。「風景にノイズを起こす」をテーマに、様々な地域にてリサーチに基づいたプロジェクトを展開。ストリートカルチャーを切り口に、プロジェクトを通して公共空間に対する視点や思考を転換し、その場所性に着目した作品を制作する。
EVERYDAY HOLIDAY SQUAD
2015年度よりSIDE COREと共に活動する匿名アーティストグループ。
- 染谷聡
1983年東京都生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院博士後期課程修了後、京都を拠点に活動を続ける。漆の装飾性に着目し、「加飾」にみられる技法や意匠を、行為や読み物として広義にとらえながら制作やリサーチを行う。今回は京都国際会館の茶室「宝松庵」を舞台に、「あそび」の趣向を通じて、日常にある気づきを鑑賞者とともに共有できる作品を展開する。
- 田中功起
1975年生まれ。2005年東京藝術大学大学院修士課程修了。2009年文化庁新進芸術家海外研修制度によりロサンゼルス留学の後、8年の滞在の後、現在は京都を拠点に活動を続ける。人と人との協働に焦点を当て、人が構築する関係性やその変化、そしてそれらの記録に関心を持ちながら作品を展開。映像やインスタレーション、執筆などを通して、日常のシンプルな行為に潜む複数のコンテクストを可視化する。
- ヒスロム(加藤至、星野文紀、吉田祐)
2009年に活動を開始して以来、造成地の探険で得た人やモノとの出会いや違和感を表現の根幹に置き、身体を通してその土地を知るための遊び「フィールドプレイ」を映像や写真、パフォーマンス作品として発表。またその記憶を彫刻作品や舞台、映画へと展開させている。綾部では窯元の方々を訪ね、巡るオンライン・バスツアーを行う。
- 宮島達男
1957年東京都生まれ。1986年東京藝術大学大学院修士課程修了。2012年から2016年まで京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)副学長を務める。「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」というコンセプトに基づき、LEDのデジタルカウンターを用いたインスタレーション、立体作品等を中心とした作品を数多く発表している。人間にとって普遍的な問題である、生と死の循環を鑑賞者に想像させる。
開催日時:2021年11月5日(金)–7日(日)
12:00–19:00(最終日は17:00まで)
入場料:無料
各会場入口にてACKチケットをご提示ください。
主催:ACK実行委員会
スペシャルパートナー:株式会社SGC
オフィシャルパートナー:ソニーマーケティング株式会社、株式会社サンエムカラー
協力:有限会社前田珈琲
協力ギャラリー:青山目黒、イムラアートギャラリー、SCAI THE BATHHOUSE
連携プログラム:オルタナティブキョウト もうひとつの京都 2021