C09
SNOW Contemporary
(東京)
HITOTZUKIは、独自に作家活動をしていたアーティストのKAMIとSASUが1999年に結成したユニットです。ストリートカルチャーの中で育ち、スケートボードの軌跡にインスパイアされて生まれた、力強く明快なKAMIのラインと、80年代のサンリオなどのサブカルチャーや人間性心理学に影響を受けたSASUのポップな色彩とシンメトリーな形状がミックスされたHITOTZUKIのスタイルは、華やかでダイナミックな個性と、親密で暖かみのある世界観が共存し、確固たる存在感を持って日本のストリート・アートシーンを牽引してきました。
HITOTZUKIが主に制作拠点としているのはビルの外壁や、建築物の内部空間です。周辺の風景と一体化する彼らの作品は、壁画が芸術として受容されている欧米を中心に、アジアをはじめ世界各地で高い評価を受け、多くの新たな風景を創出してきました。
本展では、壁画制作に帯同してきたペンキ缶や養生シートなどを用いた、これまでの制作の軌跡と現場のリアリティが感じられる作品群を発表する予定です。
Gallery Information
SNOW Contemporaryは2010年に東京とシンガポールでスタートしました。2016年には東京・西麻布に移転し、国内外のアーテイストによる創造的でカッティングエッジな展覧会を数多く開催してきました。またアーティストのマネジメントを通じ、芸術表現を多彩な場において紹介し、同時代の文化に貢献すること目指しています